論文掲載情報202407-1

心理医療科学研究科 心理医療科学専攻 心理学専修 志水勇之進さんと心理学部 小川一美先生らの研究論文が「Japanese Psychological Research」に掲載されました。

論文のタイトルは「The Influence of Emotional Facial Expression Intensity on Decoding Accuracy: High Intensity Does Not Yield High Accuracy」(表情における感情表出の強度が解読の正確さに及ぼす影響:強度が高くなっても解読の正確さは高まらない)です。

具体的には、「怒り」「嫌悪」「恐れ」「喜び」「悲しみ」「驚き」の6つの感情に注目し、それぞれの感情が表情に強く表れているほど(たとえば「とても怒った顔をしている」「とても悲しそうな顔をしている」ほど)、他者は正確に感情状態を判断しやすいのかを検討するため、実験を行いました。
実験の結果、ある程度までは表情が強い方が他者も正しく判断できるのですが、表情が強くなりすぎるとかえって感情を読み取りづらくなるということがわかりました。さらに、「怒り」「嫌悪」「悲しみ」の表情は混同されやすいことなども明らかになりました。

■Japanese Psychological Research
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jpr.12529 別ウィンドウで開きます。

 

2024/04/26

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