1年次は基礎とスキルを中心に
① 学習の基礎となる知識を身につける
1年前期の「心理学概論Ⅰ」と「心理学概論Ⅱ」は全員が履修しなければならない必修科目です。内容は,心理学の用語や理論などの基礎知識を身につけるものです。
1年後期には,本学の心理学の柱である,「生理心理学概論」「認知心理学概論」「社会心理学概論」「発達心理学概論」「臨床心理学概論」の基礎を学びます。必修ではありませんが,今後の学習内容のイメージを持つためにもできるだけ履修することが薦められます。また,心理学の研究方法として重要な「心理学統計法」や「心理学研究法概論」が必修科目となっており,これらは様々な演習科目の基礎となります。
② 心理学的研究方法の基礎を身につける
心理学実験Ⅰa、Ⅰbでは、心理学の基本的な研究方法を体験するとともに、それをレポートにまとめる力を身につけます。他大学では、2年次以降に設定されることも多い内容を、入学当初から、専任教員がきめ細かく指導していきます。また、4年間の学習でツールとして欠かせないパソコンの利用についても、心理学実験Ⅱを通して学びます。
もちろん2年次以降には、ステップアップのための科目も用意されています。心理学実験Ⅰ・Ⅱで身につけたスキルをより実践的に応用するための心理学研究法の5つ演習(観察・調査・実験[社会]・実験[生理]・実験[認知])があり、そのうち1つを履修します。1年次では、教員から提示された課題を教員から提示された方法で実施しますが、2年次の演習では学生が主体となってテーマを見つけたり方法を考えたりすることも必要となってきます。
また、データの分析に必要なスキルも、基礎的な部分についてはすべての学生が身につけることを求められ、より高度な分析スキルを習得する機会も用意されています。