生理・認知心理学領域

目には見えない心の働きを測定し、人間がものごとを認識するしくみに迫る

「認識する・注意する・記憶する」などの、こころのしくみを科学的に解明

私たちが日常生活で感じる不思議なこころのはたらきはたくさんあります。例えば、

  • なぜ自分でくすぐってもくすぐったいと思わないのか
  • なぜ退屈な時間は長く、楽しい時間は短く感じられるのか
  • なぜ読書中にその内容とは全く関係のないことを考えてしまうのか

などです。このような現象を、実験を通じて科学的に解明するのが「⽣理・認知⼼理学領域」です。

この領域のもう1つの魅力は、普段の生活では感じることができないような不思議なこころのはたらきを発見することです。例えば、

  • 記憶はあてにならない
  • 見ているつもりでも見えていない

などがわかっています。
「生理・認知心理学」での発見は脳機能研究やAI(人工知能)研究に貢献しています。またテーマパークのアトラクションの設計や人間が犯しやすい事故の防止など、実社会でもこの領域は役立っています。

卒業論文の例

  • 音読が記憶に及ぼす影響
  • 目撃証言における凶器注目効果の検討―注意解放の視点から―
  • 他者の存在はストループ課題の遂行に影響するのか
  • 注意していなくても規則性は学習される
  • 表情の有無が顔の倒立効果に与える影響―事象関連電位による検討―

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心理学部 心理学科

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