大学院

愛知淑徳大学大学院心理医療科学研究科

心と体の両面から、いのちと人生と生活の質(QOL=Quality of Life)を捉え直し、それを高める方策を見直し、新たに得られた知見を社会に還元し地域貢献に生かすことのできる、高度な専門性と学際性を持った研究者、実践者の育成を目指しています。


研究科の募集人員は、研究科全体で提示されている場合があります。
心理医療科学研究科全体での前期課程募集人員は50名ですが、専修ごとの定員もあります。
心理学専修では前期課程7名程度、臨床心理学専修では前期課程15名程度となっています。


学業優秀な学生には、奨励給付奨学金制度もあります。

 

心理学専修について

「生理・認知」「社会」「発達」の3つの側面から心理学についてのより高度な専門的知識や研究に必要な見識と技能を修得したうえで,人間の意識や行動を巨視と微視の両面から科学的に追究する高度専門職業人の育成を目指します。

 これまでに提出された博士論文の例

  • 専攻学問に対する価値と学士課程における学習成果との関連
  • 視覚情報処理の制御に関する認知神経心理学的研究
  • 視覚情報の選択における認知的制御の実験心理学的検討

これまでに提出された修士論文の例

  • 生理認知:腕の動作が視空間注意のラテラリティへ及ぼす影響
  • 社会:表情解読の正確さを測定する日本人用課題遂行型テストの作成―表情の強度と表情解読の正確さとの関連に着目して―
  • 発達:課題の違いが表情認知の優位性に及ぼす影響―幼児と若齢成人の比較―

 

臨床心理学専修について

現代社会が抱える課題を視野に入れ、個人や家族、組織の病理や心理的問題に取り組むため、高度な研究的視点を持ち、対象者への取り組みを通して自らを成長させることのできる、心理臨床実践者の育成を目指します。公認心理師と臨床心理士の受験資格取得が可能なカリキュラムが用意されています。

これまでに提出された博士論文の例

  • 新卒看護師のストレス反応に関連する要因の研究
  • がんにより手術を体験する人々に対する心理的サポートに関する研究
  • 精神障害者の理解と看護援助に関する研究

これまでに提出された修士論文の例

  • 完全主義傾向と主観的睡眠評価および生理学的睡眠状態の関連に関する研究
  • 不登校児の身体症状化された心の課題 ―自己イメージと自己評価・他者評価の視点から―
  • 職業性ストレスと抑うつの背景要因の検討 ―自己志向的完全主義と行動特性に着目して―
  • ORTとロールシャッハ法に表れた対象関係の比較 ―健常群と臨床例の観点から―

心理学部からの内部推薦制度について

愛知淑徳大学大学院 心理医療科学研究科 博士前期課程 (心理学専修、臨床心理学専修)への内部推薦をおこなっています。推薦を受けると、4月入学試験1期(9月末実施)において専門科目試験が免除されます。
推薦を受けるためには、留年や卒業延期なく心理学部心理学科4年次に在学中であり(ただし、編入生、転入生は除く)、当年度中の卒業が見込めることが必要です。また、臨床心理学専修では、第1志望(専願)であることも必要です。
推薦の判断は、主として3年次終了までの成績を基準におこなわれます。(希望者のすべてが推薦されるわけではありません。)

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