生理・認知心理学領域

丹藤 克也 教授

Katsuya Tandoh, Professor

専門分野:認知心理学・法心理学

主な科目:日常行動の認知心理学

応用認知心理学は,現実社会の中で起きている多様な問題を,認知心理学の視点から理解・解決することを目指す分野です。本授業では,この応用認知心理学のアプローチと成果について,以下の3点を主なテーマとして取り上げながら学びます。
(1)目撃証言の信頼性や虚偽自白など犯罪・司法に関わる諸問題の理解と解決
(2)抑うつや発達障害といった心理的障害の認知メカニズムの理解
(3)科学では説明できない「不思議現象」(UFO,超能力,占いなど)を信じる心理的メカニズムの理解

卒論課題の例:
○指差呼称の構成要素がエラー防止に及ぼす影響
○テスト効果の生起メカニズム
○プランの記憶の活性化過程に関する研究:遂行意図の有無による影響について

吉崎 一人 教授

Kazuhito Yoshizaki, Professor

専門分野:認知心理学・神経心理学

主な科目:意識と認知

「脳と行動」の仕組みについて認知心理学の視点から考えていきます。まず,記憶や注意といった働きについて,認知心理学によって明らかにされてきた代表的事実を紹介します。そして,それらの働きが脳のどの部分で扱われているのかについて説明していきます。

卒論課題の例:
○アクションゲームが視覚選択的注意に与える影響
○他者の視線が視覚的注意の移動に与える影響
○数処理の左右半球機能差に関する検討

加藤 公子 教授

Kimiko Kato, Professor

専門分野:認知・神経心理学

主な科目:脳と認知

人のコミュニケーションに関わる脳内認知情報処理活動について,事象関連電位*や行動測度から探る方法を概説します。後半はさらにその加齢変化についても考えます。
*事象関連脳電位とは…なんらかの事象に関連して一過性に生じる脳電位の変化のことで,ERPと呼ばれています。特定の事象に関連しない持続的な電気活動である脳波とは区別されます。

卒論課題の例:
○ピクトグラムが注意の補足に与える影響 —ドット・プローブ課題を用いて—
○メロディ内の音の評価に音楽経験は必要か —事象関連電位を用いた逸脱音検出反応の検討—

成澤 元 准教授

Hajime Narisawa, Associate Professor

専門分野:

主な科目:精神生理学

太田 直斗 講師

Naoto Ota, Lecturer

専門分野:認知心理学・応用認知心理学

(ゼミ[卒論]の担当なし)

主に視覚的な対象物の認知や、それらの概念の表象のされ方について研究を行っています。具体的には、日常の物体の認識や単語の認知、ピクトグラムの理解の仕方を実験的な手法を使って調べることで、私たちが視覚的にモノを認識する仕組みや、その背景にある概念の構造を検討する研究を進めています。こうした基礎研究をベースとして、そこから得られた知見を実生活のデザインに活かすための研究など、応用的側面にも関心があります。

※主として学部授業を担当している教員のみを掲載しています。

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