ゼミについて

専門演習、卒業論文

論理的思考力や実証的分析力を駆使し、
学生一人ひとりが「心理学における自らの興味」を追究します。

3年次からはゼミナールが始動。17のゼミナールの担当者は、全員心理学科の専任教員です。人間の思考や情報処理を主題とする「生理・認知心理学領域」、人との関わりにおける人の心理に着目した「社会心理学領域」、子ども・高齢者・障がい者などの成長をテーマにする「発達心理学領域」、心のトラブルへのアプローチを検討する「臨床心理学領域」の4つの領域が用意され、学生たちはそれぞれ自分の興味に合わせたゼミナールを選択できます。
「論文の輪読」や学生自らが取り組む「先行研究紹介」などを通じて、学生たちは、さらに具体的に自ら追究していきたい心理学のテーマを見つけていきます。
4年次になると、卒業研究が本格化。取り組む研究テーマを決定し、その後、「先行研究の検討、仮説の決定、具体的な実験・観察・調査」へと進んでいきます。研究の場は学内にとどまらず、企業、児童福祉施設や社会福祉施設、病院など実にさまざま。学生たちは研究を通じて、人と関わり、社会と通ずることで、人間的にも成長していきます。その後、実験や観察で得たデータを分析し、自らが立てた仮説との相違を検証。その結果を考察し、新たな提案を研究成果として示していきます。
この一連の流れを論理的に筋道を立て、論文として書き上げるのが、卒業論文です。自ら見出した課題を追究し、自分自身で結論を導き出し、さらにその過程を仲間と共有するために発表する。このサイクルは社会に出ても同じです。学生にとって心理学の研究を題材に、大きな成長を遂げるきっかけとなるのが、この卒業研究です。


生理・認知心理学領域のゼミナール・吉崎ゼミの卒業研究発表会のひとコマ。

同級生や大学院の先輩、先生からのコメントをもらいます。

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