友人の相談を受けることが多く、聞き役に回ることが多かった高校時代、相談に乗った友人にとても喜んでもらえたことから、人を支えられる人になりたいと思うようになりました。心理学を学ぶことでそれが実現できるのではと考え、心理学を広く深く学べる大学への進学を決めました。
愛知淑徳大学は、1年次に心理学の主要4領域を幅広く学び、2年次に各領域の学びを深めるカリキュラムになっています。入学当時は“心理学といえばカウンセラー”のイメージが強かったのですが、4領域を全て学んでいくと心理学のイメージは大きく変わり、中でも、人との関り合いによって生じる心理状態、例えば、何かをする時、周囲が大衆になればなるほど“誰かがやるだろう”という意識になったり、気が付けば似た者同士でグループを形成したり、という心の仕組みについて研究している社会心理学が面白くなりました。元々興味のあった人との関わり合い方を深く学べるのも社会心理学領域だとわかり、3年次からのゼミは社会心理学領域を選択。多くの考え方に触れて視野が拡がり、多様性を認められるようになりました。
「多様な世界と関わり、さまざまな人と交流して成長し続けていきたい」、この思いを軸にした就職活動にも心理学の学びが活きました。データ分析が必須の心理学研究が身近になり、データや根拠資料の重要性を身をもって実感。相手に伝わる伝え方を修得でき、自信を持って面接に挑めました。コロナ禍で不安だった就職活動、キャリアセンターにも通いました。自ら考え自ら気づき、先に進んでいけるようなアドバイスの数々に、就職活動を通しても成長できたと実感しています。「人に信頼される存在でありたい」、企業理念の一部でもあるこの言葉が今の私の目標になっています。
2024/07/09