齋藤 颯郎

Q1.この学科・専攻を志望した理由は?

心理学に強く興味を持つようになったのは高校生の頃。当時、誹謗中傷やハラスメントによる精神的ダメージに関する問題がメディアでも頻繁に取り上げられているのを見て、人の心について学ぶ重要性を感じ、本学科を志望しました。

Q2.入学して感じたこと、印象的だった授業は?

愛知淑徳大学の心理学部では、心理学の主要な4領域を学びます。その中でも人間関係での心の動きを解明する「社会心理学」に特に興味を持つようになりました。印象に残っているのは、3年次の『産業・組織心理学』の授業です。仕事への動機づけや生産性の高い組織の形態について、またキャリアに悩む人へのカウンセリング事例も学びました。当時は就職活動を意識し始めた時期だったこともあり、「社会に出たら自分のことだけでなく、所属する組織や取引先などの仕事相手のことも考えて行動したい」と、自分が社会に出て働く姿を想像しながら授業を受けていました。社会生活における心理学を学んだことで、社会の一員としての自分を意識できるようになったと思います。

Q3.学科で学んだことを今後どのように活かしていきたい?

ゼミでは怒りを鎮める方法について調査研究をおこないました。研究の過程においては、自身の考えではなく先行研究などから仮説の根拠を示す必要があります。また、実験や調査によって得られたデータについても、主観的に見るのではなく、有意差はあるか、差が生じた原因はどこなのかを検討します。これらの経験から、客観的な視点で物事を見る力が養われました。この力は、これから社会に出て年代や考え方の違う人たちと関わり、相手のことを考えながら行動するために大切な力になると思います。卒業後は、建材や自動車部品などを扱う会社で営業職に就きます。心理学の研究を通して得られた知識や経験を活かし、他者の立場に立って物事を考えられる人でありたいです。

2024/07/09

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