人の心の仕組みを深く知ることができる心理学に興味を持ち、4つの専門領域から多面的に心理学を学べる愛知淑徳大学の心理学科に入学しました。2年次に履修した「対人コミュニケーションの社会心理学」では、人と人とのコミュニケーションに関する心理学を学びます。日常生活で話しているときの視線がどこを向いているかなど、私たちの何気ない行動一つひとつにも心理学的には意味があることを知りました。4年次には、卒業論文の完成に向けての研究を中心に心理学への学びを深めます。私は「笑顔と視線」をテーマに、2つの組み合わせがどのようにサービス業において顧客リピート率へつながっているかを研究しました。接客業のアルバイト経験をもとに、「親しみやすさ」「有能そうに見えるか」などの項目で、80人を対象に実験を実施。収集したデータを解析する際には、「データ解析」の授業で得た解析ソフトの知識を活用しながら進めることができました。研究で身につけた、根拠に基づいて結果を分析する力は社会人になっても役立てられるスキルだと思います。就職活動では、営業力次第で印象が変わる「形がない物」を活かした仕事がしたいと考えるようになり、研究や実体験で培った対人スキルを役立てられるサービス業を志望。お客様を何よりも大切にしている名鉄観光サービスに就職します。「またあなたにお願いしたい」と言われるように、4年間で学んだ問題解決能力を活かして、お客様に合わせたプランを提案していきたいです。
2024/07/09